ありがとう、リバティアイランド──走り続けた奇跡と、これからも続く輝き

店長のひとりごと

リバティアイランド、突然の悲報。

悲しい知らせが入ったんだよ。
まさかこんな感じで急に悲しい知らせが入ってくるって、誰も思ってなかったよね。

馬siteを通じて沢山の名馬に出会って、
その名馬たちの歴史や、レースを調べて彼ら彼女たちの勇姿に感動して、馬siteで商品化する時はその想いもひとしお、愛が溢れるよ。

リバティーアイランドがケガを負ったのは、
2025年4月27日、香港で開催されたG1レース『クイーンエリザベス2世カップ』での出来事。

​レース中、最後の直線で違和感を感じて、競走を中止したんだって。​
その後、獣医師によって左前脚の種子骨靱帯の内側と外側の断裂、および球節部の亜脱臼と診断されて、今後回復の見通しが立たないと判断されたんだって。
その日に安楽死の処置を発表したって。

脚の安定を支える重要なじん帯が両方とも切れてしまうという、とっても重いケガなんだ。。

それって、体重を支えれなくなって立つこと自体が難しくなるんだって。
無理に支えようとするとほかの脚に負担がかかって、蹄葉炎とかの二次的なケガや病気を引き起こす可能性が高くなるんだって。

そもそもお馬さんはずっと寝たきりには耐えられない動物だから、回復までの長い固定が心身ともにものすごい苦痛になってしまうんだって。

「助ける」=「ものすごく長く苦しい時間を強いること」に繋がっちゃうから、
苦しみを減らしてあげるために、安楽死という選択をしないといけなかったんだろうね。

“どうにか生かすことはできるか”ってきっと必死に検討されたはずだけど、
最終的に、
これ以上苦しませたくない…
偉大な彼女を、尊厳ある形で見送る
という判断になったんだね。

種子骨じん帯の両断裂って絶望的で、
耐えがたいほどの痛み回復の見込みのなさ、がある怪我だった…ってこと。。

競走を中止した時は限界を超えて悲鳴をあげていたんだと思うと、とても辛い。痛みが伝わってくるように、痛くて悲しい。

まだまだ活躍出来る名馬だっただけに、
衝撃の走る出来事だった。

リバティアイランドの数々の功績

リバティアイランドは、
デビューからずっと「別格」と言われるほどの才能を持った名牝だったんだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2022年:​阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)優勝 → 最優秀2歳牝馬受賞

2023年:​牝馬三冠達成(桜花賞、優駿牝馬〈オークス〉、秋華賞) → 最優秀3歳牝馬受賞

2023年:​ジャパンカップ(GⅠ)で2着

2024年:​ドバイシーマクラシック(GⅠ)3着、香港カップ(GⅠ)2着​



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

リバティアイランドの走りの特徴

ズバ抜けた末脚(ラストスパートの爆発力)

他の馬とは明らかに違う、すごい瞬発力を持ってて、最後の直線で、一頭だけ“別次元”のスピードで突き抜ける爆発力があったんだ。

小柄な体でしなやかに走るフォーム

大きな歩幅ではなくって、
コンパクトだけどすごく無駄のない、美しい走り方だったんだ。

レース運びの上手さと頭の良さ

どんな位置取りでも慌てず、焦らず、自分のリズムで走れたんだよ。
「自在性」があって、馬群を割るのも、外を回すのも怖がらなかったんだよ。

勝ち方が派手だった
桜花賞、オークスでは「他馬を子ども扱いする」ような圧勝だったんだ。
ゴール前で他馬をぐんぐん引き離すシーンは、まさに“王者の風格”

バイクでギアチェンジした加速みたいに、他馬を置き去りにするような走りだったんだって。

力強さとしなやかさ、
冷静さと爆発力。
その全部を兼ね備えた、奇跡みたいな馬だったんだね。

走り抜けた軌跡は、これからも輝き続ける。
リバティアイランドへ、ありがとう。

馬siteでリバティアイランドに出会って、
彼女の輝かしい功績を、カタチにして届けられることを心から誇りに思います。

これからも、彼女の軌跡を私たちの心に刻み続けていきます。

たくさんの感動を、本当にありがとう。

ありがとう。リバティアイランド。